●ターンテーブルを始めたきっかけは?
Rhettmatic(以下R):Hip Hopに出会う前はグラフィティをやってたんだ。あの頃はブレイクダンス、DJ、グラフィティ、カー・ホッピングのどれかに皆がハマっていた。その内DJに興味を持ち始めて音楽が好きだと分かって始まったんだ。確か1984年頃だと思うよ。
J-Rocc(以下J):俺は仲のいい友達がDJをやっててターンテーブルを持っていたんで始めたんだ。それまではブレイクダンス、ラップ、ビートボクサーなんかをやってたけど、DJが一番だと思って続けたんだ。

●クラブでDJプレイをする時はやはりヴァイナルが多いの?
R:そうだね、ヴァイナルが殆どだけど、最近は僕らBeat Junkiesはソラートというプログラムをよく使うよ。ヴァイナルが好きだから、CDは使わなければいけない時だけって感じかな。

●他にソラートを使っているDJはいるの?
R:コンベンションで見た事はあったけど、初めて使っているのを見たのはジャジー・ジェフだね。最初は抵抗があったけど、ヴァイナルとCDだけでは限界があるし、ソラートのお陰で僕らがやりたい事が出来ると分かったんだ。オプションが広がったと思うよ。その時はDJ Revolution、A-Trakも一緒だったよ。

●Beat Junkiesはどの様にして生まれたんですか?
J:クラブやハウスパーティでDJをしていたんだ。その内RhettmaticやMelo-Dと会うようになって…。
R:そうそう、僕らは、クルーは違っていたんだけど、ほぼ同じルーティーンでDJをしてて、仲間が辞めたりして残った僕らが一緒につるむようになったんだ。
J:
俺とRhettmaticは地元が近かったけど、エリアが違うから周りの奴らが「あそこにヤバいDJがいるからバトルしろよ?」って言われたりもしたけど、バトルは起きず会えば挨拶するとても良い友達になって、暫くしてクルーを作る話が出てきたんだ。別にDJだけじゃないよね。君もスケートしていたらよく滑るクルーがいるでしょ? 気の合うホーミーのクルーさ。

●誰がBeat Junkiesって名前を考え出したのですか?
J:まだBeat Junkiesの結成前に俺達が回し始めたクラブがJunkっていう名前だったけど、どこからビート・ジャンキーズってのが出てきたのかな? まだビートを作っていない頃だけど。
R:それでJ−RoccがBeat Junkiesっていうクルーを作ったから入らないかと誘ってきて、勿論、OKさ。92年位かな。
















●じゃあ誰が一番ビート・ジャンキーかな?
R:うーん、個人的にはJ-Roccだと思うなぁ。俺達もレコードはよく掘っているけど、彼が一番だよ。今週末にしたって俺はただ自分の分をチェックしてただけだけど、J-Roccはミッションが課せられたみたいに掘ってたから間違いない(全員爆笑)。

●トラックを作る時に何の音を一番始めに探すの?
R:曲にもよるけど、良い音楽を作る事が前提だから、筋の通った聞き易くて頭を振ってくれる様なものを目指してる。
J:まずはドラムから探していってアルバムをフルに聞いたりしてループできそうな所を探したり、とにかくいい音だと思うのを見つけて、そこから作り始めるよ。ハウスのトラックだって作るしね。

●Rhettmaticは真衣良のアルバムで2曲プロデュースしていますが、彼女の印象はどうですか?
R:素晴らしいと思うよ。日本語だから意味を訳してもらってからやったよ。完全には分からないけど、ビートにきちんと合ってラップしてる。リリックが分からなくても良い音楽というのはユニバーサルだよ。

●今後の予定を聞かせて下さい
R:良い音楽を作ってDJをし続ける事。月に一度LAのクラブで僕らとRakaaでイヴェントをしている。J-RoccはStones Throwからソロ・アルバムが出るしな。BabuはExpansion Team Sound Systemとして忙しいし、Melo-Dはラジオでレギュラーだ。でも、Beat Junkiesでアルバムを作ろうと思っているんだ。
J:俺はアルバム以外にMadlibとツアーに廻るよ。色々なトラックを作ってBeat Junkiesの名前をもっと有名にする。クラシックだと言われるような音楽を作って、俺達がDJを始めた頃から有名だったケニードープ、ジャジー・ジェフ、アフリカン・バンバータや、オールドスクールのレゲエ・アーティスト達でもこっちに来ても会場をロックしてるでしょ? そんな人達になりたいね。
 5/10がBeatJunkiesのRhettmaticのバースデイで、この日にめでたく1stアルバム『観世音!ディグラー』をリリースしたのが真衣良。その5日後には渋谷のオルガン・バーでリリース・パーティが開かれ、そこにはLAからRhettmaticとJ-Roccが駆けつけた。