夏に先駆け、Moomin、Papa-B、Ryo the Skywalker、Fire Ballが、揃ってブラン・ニュー・シングルをリリース。どの作品もジャパニーズ・ダンスホール・レゲエの2005年型とも言える新機軸を提示してくれた模様。 |
まず最初は、先頃シングル「Joy Of Life」をリリースしたばかりのMoominが矢継ぎ早に届けてくれた、ジャケも含めて夏気分満載の「夏キラキラ」。プロデュースのM.Kamishiroをはじめ、森俊也や西内徹(Reggae Disco Rockersなど)、I-Watch(Home Grown)といったお馴染みのメンバーが集結している。Pushim曰く「海や潮風を感じさせる」というMoominの歌声が、印象的なメロディーを伴いながらサラサラと“夏景色”を描いていく――これはかなりたまらん仕上がり。彼のようにキャリアのあるシンガーがこのクォリティーの作品を出し続けているという事実は、聴くものだけではなくシーンそのものにも安心感を与えているのではないでしょうか。一声流れてきただけで瞬時に景色を変えるその歌声も、もはや上質なワインのような(って呑んだことないですが)味わいだ。一方「Livin' With Green」は山嵐とKayzabro(DS455)という湘南〜横浜の仲間たちを迎えたもので(山嵐の最新作にも収録済み)、「ジャンルレスな〜」なんていう言葉すら必要ないほどのガッチリしたタッグを聴かせてくれる。 |
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"夏キラキラ"
Moomin [Universal / UPCI-5014] |
"常夏王女夏女〜ココナツ王女ナツメグ"
Papa B [Toshiba EMI / TOCT-4859] |
"Seize The Day"
Ryo the Skywalker [Bush Hunter / BHMW-3002] |
"キットヒット〜踊るカルマン"
Fire Ball [Toshiba EMI / TOCT-4858] |