十数年前に公開されヒットした映画と同じタイトルを冠したPushimのアルバムが間もなくリリースされる。タイトルは『Working Girl』。この作品の内容はというと、PUSHIMの自身の作品ではなく、外仕事、いわばフィーチャリングで様々なアーティストの作品に客演として参加した楽曲を中心に収録されたコラボレイト・ワークス・アルバムとなっている。
1. Independent☆Woman 今年10月にリリースされた『Rock City 2』に収録されているMinmiとのコンビネーション。トラックはDonovan "Vendetta" Bennett作の "Good To Go" リディムを使用。
2. ここにTouch! 渋谷ハーレム発のコンピ『Harlem Ver.2.0』に収録されているDaboとのコンビネーション。プロデュースは、エンジニアであり、最近は多数のヒップホップ・トラックを手掛けているD.O.I.。
3. I Wanna Know You (Awww Boy Remix) フィーチャリング作品ではないが、このアルバム用に制作されたリミックス。DJ Hazimeによってリミックスされたトラックは、正にフロア向けに仕上がっている。
4. PASSION Home Grownのセカンド・アルバム『Grown Up』に収録されているYOYO-Cとのコンビネーション。スパニッシュな雰囲気を漂わせたHome Gならではのバンド・サウンドは絶妙。
5. Dangerous 来年1月発売予定となっているDJ Yutakaのシンガーばかりを集めたアルバム『Episode 1』に収録される楽曲。シンプルでドープなトラックのファンク・チューン。
6. Man A Hotter Mighty Jam Rockのセカンド『Three The Hardway II』収録のJumbo Maatchとのコンビネーション。"Fresh Vegetable"トラック使用の、ヴァイブスが上がるチューン。
7. Oasis 言わずもがな、Home Grownのファーストに収められている名曲。Papa U-Gee、Ryo the Skywalker、Moomin、Papa B、Fire Ball (Chozen Lee, Criss, Jun 4 Shot)、Keycoが参加。
8. The Blackbelt (Call Me Shams Remix) Rhymesterのアルバム『ウワサの真相』に収録されていた作品だが、本作にはT.O.K.などを手掛けるジャマイカのプロデューサー、Richard "Shams" Browneによるリミックスを収録。
9. Set Me Free セカンド・アルバム『COLORS』に収録されていたリミックスのオリジナル・ヴァージョンがこれ。プロデュースは、数多くのヒップホップ・クラシックを手掛けているDJ Premier。
10. From Distance Ryo the Skywalkerのセカンド・アルバム『Still On Journey』収録で、シングル・カットもされた作品。朝本浩文プロデュースで、Home Grownが参加している。
11. Pain ポジティヴなバイブスを持ち合わせた4人組ロック・バンド、Cembaloのミニ・アルバム『Organic Colors』に収録されている軽快なロック・チューン。
12. 過ぎゆく時間の中で (DJ Mitsu the Beats Mix) Moominのファースト『In My Life』に収録されている作品のリミックス。手掛けるは、Gagleのメンバーで今年『New Awakening』というソロを発表したプロデューサー、DJ Mitsu the Beats。
これまでフィーチャリングとして20曲近い楽曲に参加してきた(その数だけ見ても、正にワーキング・ガール!)中から厳選された10曲に、自身の作品でアルバム未収録の2曲を加え計12曲が収録されているこのアルバム、自身の作品とはまた異なる魅力を堪能するには十分すぎる作品だ。
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