いよいよ今年も終わりですね。なんかあっという間で、何があったか手帳見ないと思い出せないぐらい色々あって。個人的にはセレクターとしてだけでなく、司会として色んなイベントに参加できたのが楽しかったですね。一番気持ち良かったのは「横浜レゲエ祭」。お客さん、そして出演者のヴァイブスが最高にハッピーな感じで。逆に「衝撃2003」、「Mental」、そして「Gun Finger 2K3」のクラッシュの司会は今までにない緊張感があって、今後もっとやってみたいと思いました。まぁ、色んなところに出さして頂きましたが、どのダンスもおもしろかったし、来ていた皆の笑顔が嬉しかった。遊びに来てくれた皆さん、そして呼んで頂いた主催者の皆さん、また来年もよろしく。

　さて、前置きが長くなりましたが、僕にとって今年の締めの一つ、去年に引き続き今年も選曲、ミックス、MCをやらせて頂きました『Di VIBES〜Japanese Reggae Selection 2003〜』。昨年同様の2枚組で、今年リリースされた作品から選曲しました。1枚目はじっくり聴いてもらいたいということで1曲ずつ入っていて、2枚目はノンストップ・ミックスです。今年も去年同様、単純に聞いてもらいたい曲を選んだという感じです。去年、ミックスは一発録りで、録音した時の勢いのまま一度も止めずに生でミックスしましたが、今年は少し違う形をとりました。色々と味付けをしたり、加工したり。あまりやりすぎないよう、そして目立たないようにミックスしたぐらいです。

　ここで『Di VIBES』から一曲だけ紹介。Chozen Leeの「Tribal War」。この曲を初めて聞いたのは、あの2年前の世界貿易センタービルのテロ事件直後。Lee君がその当時やっていた生放送の番組に飛び入りし、その思いをこの曲で電波に乗せ、披露した。そして、今年7インチ・レコードでリリース。世界中に響き渡って欲しいメッセージが詰まった「Tribal War」は今回初CD化。

　簡単に紹介しましたが、間違いなく楽しめる、そして色々なJapanese Reggaeが味わえる一枚になっています。年齢は問わず、素直な気持ちで聞いてもらえば、お子さんからおじいちゃん、おばあちゃんまで、そして何年も続けて聞いていけるコンピレイションなので、是非聞いてみてください。

　最後に、今年リリースされた作品で、選曲したかったけど残念ながら今回CDに入れられなかった曲や僕自身が聞いてなく、選ぶことができなかった曲がまだあると思います。『Di VIBES』は2003年ベスト盤ではなく、今年リリースされた作品の一部の中から僕が皆に聞いてもらいたいと思った日本人レゲエの曲集です。知っているアーティストから初めて聞くDJやシンガーまで、アーティスト達が2003年に発したヴァイブスを感じてください。

　A big thanx to all artists for your cooperation, and thank you to all the reggae supporters who keep the fire blazing. One Love.