地元北陸を発信基地に全国に名を轟かすシバキマンとチンピラー。名刺代わりとなる両者名義によるマキシCDシングル「義理斬り レゲエ」をリリース。早速、彼らにインタビュー。


地元の富山を中心に活動してるけど、他にも色々なダンスに出てますよね。
シバキマン(以下S):毎年、全国15ヶ所くらいを春、秋の2回しています。もう3年目ですね。そう言えば昔は自腹武者修行ツアーを2年くらいしてましたね。

影響を受けたアーティストを教えて下さい。
S:レゲエだったらランキン(・タクシー)さん。今はお母さん、子育て大変(笑)。
チンピラー(以下C):ここ最近だったらコーン・ヘッド。ヴァイブスとDNAがぴったりきます。ジャマイカではMr.Gやデリー・ランクスとか。

今回リリースされる“歌枕”レーベルって?
S:昔から一緒にやっていたメンツで始めた、完全自主レーベル。
C:レーベル自体は前からあります、全く無名ですが…。別名オタマジャクシ・スタジオ。

このマキシ・シングルをリリースしようと思ったきっかけを。
S:自分でイチからやってみたかったし、本音で言いたいことをやりたかった。
C:「これからガンガン行くぞー」という覚悟の現れですね。

曲の紹介をお願いします。
S:凄い身近な事がテーマ。それをちょっと言い換えただけ。まあ、俺なりのポジティヴ・ソング。
C:素直に言いたい事を歌にしました。特にヒネっていませんね。真剣なのが伝わってくれれば幸いです。

結構、豪華なメンツが参加してますね。
C:俺のトラック(1曲目)は、餓鬼レンジャーのグリーンピースに作って貰いました。元々知り合いという訳でもなかったのですが、単純に彼らの音が好きで、思い切ってお願いして歌を聴いて貰いました。彼のトラックのお陰で構想以上の事が出来て大変満足してます。ダイダラボッチのマサオのトラック(2曲目)は、レディQに紹介して貰い、何度かリンクして完成に至りました。彼もまたヒップホップで活躍している人ですが、今回の俺達の思惑にぴったり合った感じですね。ワード21のトラックは、九州のラム・ヘッド・サウンドのハセ君に提供して頂きました。彼は僕らの良き理解者、というよりも最早メンバーです。今後のラム・ヘッドに注目ですね。レディQは、何かとダンスで一緒になるうちに自然と絡む様になって、色々助けて貰いました。

制作で苦労した事とかは?
S:やっぱお金。ミックス・ダウンで見事に失敗…勉強します。

今後の目標は?
C:勿論、他のレーベルからも出していきたいので、今迄以上に頑張ります。歌枕の社長から伝言を預ってるんです。「歌枕ではもっと色んな人をリリースしていきます。更にレゲエらしさを出せる様に頑張りますので第二弾も期待して下さい」。

最後に『Riddim』読者に一言。
S:第一線で頑張っている人達がジャマイカ色が強いからこそ、俺はシーンの必要悪でありたい。昔からやっている人達は凄いリスペクトしているし、勉強になる。でも同じ事はしたくないから。俺はオレやちゃ!
C:「義理斬り」と言いながらも、沢山の人から助けて貰い、とても感謝しています。『Riddim』を読んでるだけでみんな仲間! リスペクト!

『義理斬りレゲエ』 シバキマン&チンピラー[歌枕 / UMCD-001]