岐阜でちょくちょく同じイベントに出演したことのある2人組、Mega Horn & Ryu RexNahkiのプロデュースで作品を作ることになったという話を聞いたのはもう随分と前になるが、その作品が遂に完成。思い出してみれば、いつも確実に現場をわかせていたっけ。今では岐阜だけじゃなくて名古屋や三重なんかでも数多くのイベントに出演している様だ。「東海エリアから拡げていきたい」という彼ら。因みにMega HornDJRyu Rexがシンガーね。

 ミニ・アルバム『我流』が出たわけだけど、これが作品としてのデビュー作じゃないよね?
Mega Horn(以下M):この話を頂いたのは結構前だったんですけどね。
Ryu Rex(以下R):このCDを作る時は、僕達がアカペラで唄って、それに合わせてトラックを打ち込んで貰ったんです。
M:それでできたトラックを聴いて、更に色づけして貰って。それからまた一年位おいてから本録りだったんですけど、その間にYa-Lowで録ったりしましたんで、そっちがデビュー作になりますね。 

Nahkiのプロデュースはどうだった?
R:なんせほぼ初めてに近い経験だったので凄い勉強になりました。本当に自分達はこれからだっていうのが見えた感じですね。

どんな事をアドバイスしてくれたのかな?
R:僕の場合は英語を直して貰いましたね。発音を。
M:僕の方はわざと日本語っぽくしてあんまり英語っぽくならない様にって言われましたね。そんでRyu Rexの方はもっと英語っぽくした方がいいと。
R:そんな風に細かいとこまでシビアに拘ってくれたから、僕達もだんだん入り込んでいけたんですよね。自分の納得いくとこまでやらせて貰いましたし。

シンガーとDJのコンビだけど、曲を作る時はどうしてんの? あとリリック的なことも話してみてよ。
R:今回の場合はトラック・メイカーの人や、サポートしてくれる人も含めてチームで作っていった感じですね。基本的には2人で考えるんですけど、最初に曲のイメージを決める時に2人のどっちがどのパートをって決めていくが一番大変で、同じ風にならない様にしていますね。2人でやることで、作品のテーマが決まれば色んなことができるんですよ。
M:僕達はガチガチの硬派…ま、そんな不良っぽい感じじゃないんですけど、俺達が俺達がっていう気持ちじゃなくて、皆にも解って貰える、自分と照らし合わせて聴いて欲しいっていうのがあるんで。おちゃらけた曲は無く、全部自分なりに本気のポジティヴ・チューンになりました。僕らのリリックは結構くさいって言われるんですけど、本気で言ってるんで。なんで、リリックもしっかり聴いて貰いたいですね。
R:中でも1人で聴いて欲しいのが「どこまでも」。このMega Hornが書いたリリックが凄いと思います。
M:今でも昔でも何かに向かって頑張っている人が聴いてくれればと。自分のことでもあるんですけど。
R:2人の駆け引きっていうか、違った線で「ある日」っていうのを唄ってるんですよ。
M:将来的には、ここは聴ける、ここはノレるっていう感じの曲を作っていきたいですね。それで何回も聴ける作品になれば。あと、言ってることにも共感して貰えたら嬉しいです。もちろん現場でかかって皆にも楽しんで欲しいと思ってるんで、一緒にライヴで僕らと騒いで欲しいです。

現場は地元の岐阜っていうか、もう東海エリア全体だよね?
R:岐阜で生まれて良かったなっていうのがまずありますね。のびのびとできるし、やっぱり一番岐阜がやりやすいし。
M:地元の人達が凄く応援してくれてるのが分かるんですよ。最近は名古屋でも、全く僕らのことを知らない人ばかりでも、盛り上がってくれたりとか。
R:とりあえず、東海を大事にしたいと思ってますので。
M:東海から始まってだんだん拡げていきたいっす。

今後の目標は?
R:なんせ現場で一番あがっていきたいです。
M:それが何よりです。これがリリースされたからどうだとか、次が出たからそれでどうだとかじゃ全然ないんですよ。
R:CDとか聴いてくれた人の反応はもちろん、色んな人に貰った事は大事にしつつ、やっていきたいことや気持ちを追求してくのは現場でやっていきたいことなんですよ。
M:やっぱり現場では聴いて欲しいし、ノッて欲しいし。現場が良くて作品をリリースしたって言われる様になっていきたいです。

 ということなんで、この未確認超新星、Mega Horn & Ryu Rexのリリックの細かいとこまで聴いて、現場で盛り上がって下さい。