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EDDIE "TAN TAN" THORNTON
 
Interview by Jose Saito / Photo by Tomoko Nomura
 

 ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ボブ・マーリー、ジミ・ヘンドリックス…時代やジャンルを象徴するアーティスト達と数多く競演し絶賛されてきたジャマイカン・レジェンドの1人、Eddie "Tan Tan" Thorntonと直接コンタクトに成功! 貴重な生の声をどうぞ。
 
ここ数年はクール・ワイズ・メンとも演奏活動をしていますが、他にはどんな活動を?
Tan Tan(以下T):スカ・クバーノ(ナッティ・ボウ率いるキューバン・スカ・バンド)のメンバーとして、スペイン、ポルトガル、フランス、ジャマイカ…世界中でショウを演っているよ。それからロンドンで、キティ・デイジー&ルイスっていうロカビリー・バンドも手伝っているんだ(今年Sunday Bestより同名アルバムをリリース)。100クラブ(ロンドンの有名なクラブ)でのチケットは完売するほどの人気なんだ。
 
ロカビリーっていうのは意外ですね。あなたは長いキャリアの中で様々なジャンルのアーティストたちとセッションをされていますが、そんな中で特にスカに対する特別な想いというものはありますか?
T:ビバップとかジャズは小難しくてわかりにくいけど、スカはみんなを楽しませて踊らせてくれるから好きなんだ。年齢問わず誰もが楽しめるところがね。去年初めてクール・ワイズ・メンとスカを演奏したんだけど、15歳に戻ったような本当にフレッシュな気分で演れて今は幸せだよ。
 
なるほど。では、あなたにとってトランペットの魅力とは?
T:アール・ジェイムス(40年代に活躍したアメリカの白人トランペット・プレイヤー)が本当に好きで、レコードをかける度に感動して泣いてしまうくらいなんだ。子供の頃の俺にとってのヒーローで、彼みたいになりたかったんだ。で、13歳の時に親父が亡くなったってこともあってアルファボーイズスクールに入れたんだ。そこでは(年長者ということもあって)キャプテンだったよ。リコ(・ロドリゲス)や、トミー・マクックを始めとするスカタライツの面々がいたな。
 
やっぱり、みんなトランペットを吹きたがるんだよ。俺だって最初は「バンドに入りたいならチューバを吹け」って言われたんだ。最初の頃は渋々やってたけど「身体の調子が悪いのでチューバだと負担が大きすぎる」って難癖をつけてトランペットにしてもらったんだ(笑)。そう言えばレスター・スターリンも最初トランペット奏者だったな。でも、ジョニー・ムーアなんかもいたし、そんなに沢山トランペットがいてもしょうがないから、俺が彼にアルト・サックスを教えたんだよ(笑)。
 
クール・ワイズ・メンとのオーストラリア・ツアーの際、あなたがホテルで毎朝吹いていた新しいメロディからアルバム『East Meets West』が生まれたと聞きました。そして、今回の来日前にもまた新しい曲が出来たそうですね?
T:先日ジャマイカに行った時に6曲分のいいリズムを思いついたんだ。ボブ・マーレーも、ファミリー・マン(アストン・バレット)のベースが肝だろ? だから今回はまずはリズムを優先して曲を持ってきたんだ。クール・ワイズ・メンならそれらのベースラインを伝えるだけで曲を完成させるだけの力量があるって分ってたからね。もうスタジオに入ったんだけど、いい感じだよ。
 
それは楽しみです! 最後に、今後の予定は?
T:とりあえず残っているスカ・クバーノのツアーは続けていかなきゃならないし、キティ・デイジー&ルイスも楽しいからやっていくけど、クール・ワイズ・メンに全部の力を注げたらいいな。

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