HOME > 307 > KEVIN LYTTLE meets HEMO+MOOFIRE

topics

KEVIN LYTTLE meets HEMO+MOOFIRE
 
Edited by Riddim / Photo by Kentaro Kanbe / Translated by Maki Sekine
 

2003年、「Turn Me On」が爆発的なヒットとなりソカ・ミュージックを世界に知らしめたKevin Lyttleが4年振りとなるアルバム『Fyah』をリリースし、プロモーションのため来日。ローカル・スター時代から彼の音楽をよく知るHemo+Moofireの2人に新作について色々訊いて貰った。
 
編集部:Hemo+Moofireの2人と会うのは今回で何回目となるの?
Kevin Lyttle(以下Kevin):4〜5回は会っているはずだね。
Hemo:初めて会ったのがトリニダードのカーニヴァルですね。
Kevin:そうだ! 01年、結構経つね。2人ともその頃から本当に素晴しいDJだったよ。
 
編集部:日本でソカ・ミュージック・シーンをここまで成長させた第一人者はHemo+Moofireですから。
Kevin:そうだったんだ! でもそれは本当に素晴しいことだよ。
Hemo:私たち、Kevinの「Turn Me On」のダブプレート持ってるのよ。
 
編集部:Hemo+Moofireのお二人がソカをクラブ・プレイに持ち込んだのは実際いつ頃から?
Moofire:99年からですね。
Hemo:丁度Rupeeとかが出てきた頃ですね。その頃、トリニダードでまだヒットする前の「Turn Me On」を聴いたんですけど、数あるグルーヴィ・ソカの中では刺さってきて。あの頃って、ソカはワールド・ミュージックで、レゲエはダンスホールという風に全く別のものだったけど、「Turn Me On」を境にお互いが近づいてきて、そしてクロスオーヴァーした気がします。
Kevin:そう、僕のプラン通りに事が進んだんだ。
 
編集部:Hemo+Moofireさんから見て、「Turn Me On」以降の日本でのソカ・シーンをどう捉えてますか?
Hemo:確かに「Turn Me On」はソカとクラブを繋げた曲だったと思うんですね。でも元々ソカってカーニヴァルの曲なので、お祭りの余韻を引っ張ってる部分が大きいんです。だから根本的にはレゲエとは全然違うんですけど、今後も自然と広がって行くんだろうなって思います。
Moofire:世界的に見ても、Rihannaとかもソカの要素を取り入れてリミックス…海賊盤かな?…を作ったりしてるし、ヒップホップの人達も取り入れてるしね。でもお客さんは(レゲエのお客さんとは)全く違ってきているんですよ。
Hemo:地元のよさこい祭りでソカを交えたりしながらやっているので、あの時楽しかったからまた後で聴こうって自然に思うようになるのが一番いいですよね。
 
編集部:では話題を変えて…Kevin Lyttleの新曲「Fyah」はどうでした?
Hemo:うん、凄くキャッチー。ソカとかダンスホールとか関係なくフロアーでかけやすい曲。でも「Fyah」が入ってるアルバム(『Fyah』)の中ではLexxusが参加した「Come See Me」が好きですね。
Kevin:そうか、ありがとう。ちょうど今、次に切るシングルをどうしようかと考えていたところなんだ。僕は「Something About You」がいいかなあと思ってたけど、君たちが「Come See Me」が良いって言うならそうするよ(笑)。あと今日も歌った新曲「Don't Want You To Cry」はどうだった?
Moofire:こういった曲だと分るけど、Kevinって凄い声がいいし、歌も凄く上手いね。
Hemo:今夜のベスト・チューンでしたね。
 
編集部:「Come See Me」で参加しているLexxusとは古くからの知り合いなの?
Kevin:そうだね、いい友達さ。Hemo+Moofireと同じ位のつき合いになるよ。彼はとても素敵でクールな人だよ。今回、バルバドスでDe Red Boyzとレコーディングしていた時に会ったからオファーしたんだ。
Hemo:De Red Boyzって、こういうミディアムのソカをやらせたら凄くいい2人組のプロデューサー・チームがいるんですよ。多分「Fyah」も彼らがプロデュースした曲ですよね?
Kevin:さすがHemoだね、その通り。
Hemo:でも、どうしてパワー・ソカはやらなかったんですか?
Kevin:速いソカは過去にもうやっているからね。だからラガ・ソカにしたり、スロー・ダウンさせたり、例えばテクノの要素を入れたりね。
Hemo:でもRupeeがそういう風にやって失敗した気もするけど…。実際DJやってるとかけにくかったし。
Kevin:でも、ソカのテンポを変えないで、楽器をもっと色々変えてもっとポップにしたいんだ。
Hemo:私、いいアイデアがあるの!
 
編集部:ならばぜひHemo+Moofireの2人がプロデュースしたあなたの曲を聴いてみたいんですけど。
Kevin:「Fyah」を日本でNo.1ヒットにしてくれたらね(笑)。でも、その話は実現したいね、実現しよう!
Hemo:最後に訊きたいんだけど、あなたの夢と言えば?
Kevin:Bob MarleyやMichael Jackson、Stevie Wonderの様な永遠に歴史に残るアーティストみたいにKevin Lyttleっていう名前を刻みたいね。
Hemo:じゃあ、みんなでどさ回りしましょ(笑)。


"Fyah"
Kevin Lyttle
[Universal / UPCH-29017]
 

"ヘモムーBest"
Hemo + Moofire(V.A.)
[Bacchanal 45 / BACD-007]
 

"ヘモムーBest Mix"
Hemo + Moofire(V.A.)
[Bacchanal 45 / BACD-008]

top
top
magazine

magazine

magazine

magazine

magazine

magazine

columns

GO BACK

ISLAND EXPRESS
UK REPORT
WHAT THE DEAL IS
PLAY IT LOUD
RECORDS & TAPES
RAW SINGLES
CHART
RING RINg RING
BOOM BAP
Day In Da West

columns
columns

columns
columns
columns
columns
page up!
Riddim Nation

"Riddim"がディレクションする
レゲエ番組「Riddim Nation
第19配信中!

Go RiddimNation!

nation