HOME > 303 > RAW SINGLES from No.303

topics

303    COLUMN    RAW SINGLES

タイトル
RAW SINGLES from No.287

カテゴリー
□COLUMN、□RAW SINGLES、□No、□号数
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Raw Singles
Text by Takanori Ishikawa
 
1. Mavado / Chiney K (Big Ship)
Stephen McGregor製作のオリジナル・ジャグリン "Chiney K"。今回は80'sエレクトロ色が強い打ち込み。エキゾチックなスパニッシュ・ギターの使い方も絶妙。弾力性抜群なボトムが全体をグイグイと前進させている。ガンマン・リリックス。
  
2. Vybz Kartel / Nah Go Nuh Weh (Big Ship)
"Chiney K"。彼独特の見事なライミングでDJするバッドマン・チューン。今までのStephenのトラックとはかなり印象が違うこのトラックにバッチリとマッチ。この上なくフレッシュな仕上がり。「誰もオレの縄張りから逃げ出せないぜ。決して逃がしはしねえよ」ってリリックス。
 
3. Aidonia & Chino / Pop It Off (Big Ship)
オリジナル "Shadow After Dark"。今までに作ったStephenのトラックの延長線上にあるサウンド。が、目まぐるしい展開でドラマティックなダンスホールに。ストリングスがバリバリに煽りまくる、このDJ泣かせなトラックでも変幻自在のDJを聞かせるAidoniaがスゴイ。
 
4. Elephant Man / Gully Creepa (Senizzle)
最近では珍しいタイプの“タメ”のあるジャグリン・トラック "Creepa"。浮遊するシンセとプリミティヴなパターンのビート。スカスカのミックスが効果満点。Eleも好調。ニュー・ダンス・リリックスを活き活きとDJ。
 
5. Bugle / What Have I Done To You (Daseca)
殆どコンテンポラリーなR&Bサウンド。リムショット他、ドラムパートが実に心地良く響くオリジナル・トラック。流麗なキーボードもこのレーベルらしいオリジナリティ有り。自分を陥れようとしている奴らのバッド・マインドを批判するチューン。
 
6. Mavado / Don't Worry (Daseca)
このプロダクションと、このアーティストの組み合せに間違いなし。マッシヴなベースラインからスタートするWickedトラック。常に全体を彩るシンセ、ファンキーなドラム、そして前述のベースだけで構成された超クールな1曲。「オレがどこに行ったとしても心配はいらないぜ」って内容。
 
7. Serani / Stinking Rich (Daseca)
メロウなピアノが印象に残るスロウなオリジナル・トラック。ピロピロしたシンセと、地を這うベースもこの曲のアーバンなフィーリングを増幅させている。従来のレゲエの要素はサウンド的にはほぼ皆無。モロにアメリカンな音作り。「絶対にオレはリッチになるぜ」というチューン。
 
8. Monster Empire / To The World (Stone Love)
Monster Shark改め、Monster Empireが贈るニュー・ダンス・チューン。Ghostまでヴォーカルにオート・チューンを使うのは如何なもんかな、とは思うけど、彼ららしいキャッチーなコンビネーションは最高。軽快なリズム・パートのオリジナル "Bad Breed" 使用。
 
9. Demarco / Beautiful Lady (Birchill)
派手なシンセ・ホーンとシンプルなビートがポップな "Beautiful Lady"。このC調な軽薄感もダンスホールならでは。セクシーなイイ女に愛を訴えるリリックス。覚え易いメロディと分り易いサビで現場ウケしそうなチューン。
 
10. Cocoa Tea / Barack Obama (VP)
湾岸戦争前後にも「No Blood For Oil」、「Ruling Cowboy」等をリリースしたCoco Tea。今度は大統領候補選に出馬中のオバマ氏応援歌をリリース、Roaling Lion製作のMighty Diamonds / I Need A Loof(Channel One)リメイク・トラックでナイスっす。
 
11. Morgan Heritage / Raid Roots Dance (VP)
ニュー・アルバムからのカット。意外と言っては失礼でしょうか? あの闘争心燃えたぎるレベル・ミュージックの重鎮Steel Pulseの名曲カヴァー。やる気は十分感じられる一曲。今までに彼らが見せた事のない表現ではあります。まあ、この曲をチョイスするのもこのグループらしいですが。
 
12. Capleton / Same Old (No Doubt)
前回紹介したRichie Spice「The Plane Land」と同トラック "Rub A Dub"。現地ヘヴィ・プレイ中。いかつくない、メロウでスムースなトラック上で朗々と歌う好曲。塩辛いヴォーカルがピリリとスパイスを効かせている。昔から変わらず今に至るまで不正に泣くジャマイカ民衆を題材にしたリリックス。
 
13. Collie Buddz / Let Me Know (Massive B)
パンチのあるオールドスクールなルーツ・トラック "Kingdom"。大音量で再生すると気持ち良くブーストするベースライン。奇をてらわないアレンジもすこぶるGood。「もっとオレと一緒に居てくれよ、そう言ってくれよ」と彼女に訴える内容。
 
14. Etana / Warrior Love (VP)
「Wrong Address」、「Roots」のヒット以降注目されているアーティスト。この曲も既にヒット中(B面には "Rub A Dub" トラックの「Not Afraid」収録)。全編でアコースティック・ギターが大活躍するスロウテンポのお洒落な音作り。

top
top
magazine

magazine

magazine

magazine

magazine

magazine

columns

GO BACK

ISLAND EXPRESS
UK REPORT
WHAT THE DEAL IS
PLAY IT LOUD
RECORDS & TAPES
RAW SINGLES
CHART
RING RINg RING
BOOM BAP
Day In Da West

columns
columns

columns
columns
columns
columns
page up!
Riddim Nation

"Riddim"がディレクションする
レゲエ番組「Riddim Nation
第19配信中!

Go RiddimNation!

nation