“School Of Vision-1 Prophecies & Sabbath Worship”
Text by Reiko NAGASE SMITH(協力:アイランドツアー)
Greetings!
キングストンの東の町、パピンは、UWI(西インド大学)とUTECH(ユーテック=工科大学)2校の国立大学があって、ジャックス・ヒルやアイリッシュ・タウンの高級住宅地を臨みながら、市場があって乗り合いタクシーが呼び込みしてて、どこにでもあるジャメーカの普段着タウン。ラス人口密度も濃いめ。すとーんと崖になってる地形は、北上するとブルー・マウンテン地区につづく道、南東に抜けるとシズラのジャッジメント・ヤードがあるオーガスト・タウンへ。崖の下はケンタイヤ。
パピンのランナバウトに囲まれた小さな広場で、毎週土曜日、ラスタファリアンの集会が行われている。ブルー・マウンテン地区にあるコミューンに住むラスタファリアンが、サバス(=安息日)の土曜日に山からおりてきて、導師プリーストを中心に、ほかのラスタファリアンも交じり祈りを唱え、みながひとつとなる。Praise JAH!
50〜60人のラスタファリアンが、ナイヤビンギで絶唱してる。In da name of the most high JAH RAAASTAFARI! Emperor Haile Selassie I JAH RAAASTAFARI! アケテ・ドラムはベース、リピーター、フンデの3種。ナイヤビンギのドラミング担当は、シニア・メンバーを中心に10人くらい。
ラスタファリアンの集会というと、フツーはなかなか見る機会もないものだけど、ここでは白人旅行者のグループが、カメラとビデオ片手にラスタファリアンと一緒にチャントで踊っている。一般のジャメーカンも、携帯カメラで珍しそうに写真を撮ってたりする。Pleasure。
ラスタとノンラスタの境を感じさせない鷹揚な空気が、雑多なパピンの風景をつつむ。
キングストンのゲストハウスに宿泊中の、日本人の女の子も一人で参加してた。
Selassie I guide and itect. 知り合いもいないコミュニティーの小さなダンスに一人で行くような心細さはすぐ消える。Blessed love! ファミリーやカップルも多く、子供も多いのが、アイリー・ヴァイブスをさらに上げる。
All are welcome。にっこり笑ってプリーストは、旧約聖書のIsaiah56-7(イザヤ書)を引用する。
I will bring to my holy mountain
and give dem joy in my house of prayer…..
…..a house of prayer for all nations
集会がはじまるのは土曜の午後一時ころ。みな一斉に、ひざまずいて祈りを捧げる。
バイブル・スタディーのあと、前述のナイヤビンギが2〜3時間つづいて、ランチタイムの休憩になる。
ここで売られている「ヤティ」が激ウマ。パティのようなローティのような食べ物で、ソフトな衣の中に、スチーム・ベジタブルがたっぷり。コミューンのラスタファリアンが山で作ってるフード。一個JA$40の値段は良心的。Ital balance of this iration.
預言と礼拝のサバス集会は、そのあともう一度ナイヤビンギにもどり、日没までチャントがつづく。
パピンは、ハーフウェイツリーからバス一本で行けて、帰りも広場の横からバスが出るからアクセスもよし。女子は頭を覆って長いスカート、肌の露出を避けるのが原則だけど、見学するだけなら何の制限もない。
ブルー・マウンテンにあるコミューン、「School of Vision」については次回に。Bigga More!
Special give tanx to Taylor A.