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(U KNOW)What the deal is
 
今月は殆ど日本に居ます。紅葉の美しい京都と東京を行ったり来たりしています。久しぶりの日本で、ヒップホップ戦国時代であると実感しました。どういう訳かその武将たちを訪ね歩く旅となり、日本語ラップ25周年かどうかは分かりませんが、その進化と進歩にひたすら驚くばかりであります。狐目の男や、伏見、恵比寿のギャングスタにも会う機会があり、益々訳わかんねえ?
 
●今月のギグ1
恵比寿のミルクで10/13、新宿をレップするMSクルーが主宰するギグをキャッチした。彼らゆかりのラッパー陣に、京都代表のリュウゾウ、アナーキーの燻し銀のパフォーマンス、そして御大、漢率いるいなたいショウとなった。会場のヘッズの満足ぶりもすごかったが、漢とアナーキーのコラボ曲も日本のリアル・ヒップホップを感じさせるエナジーだった。練マザファッカー?
 
●今月のギグ2
神戸の上屋劇場で行われたハーヴェスト・フェスに11/3、潜入、ハードコアとヒップホップという趣旨のライヴにまず驚くが、メンツもミルクと同じくMSC、アナーキーとラフネック、シンゴ西成など豪華メンツ。アナーキーもサウンドの問題をクリアしながら、ハイ・エナジーで黒いパフォーマンスを見せ、ラフネックがさらにエナジー・レベルを上げた。漢がゲストで入り、ジャンルを超えて聴衆をマッシュアップした?
 
●今月のギグ3
11/3、大阪のアズーレで、ブートキャンプ・クリックがりユニオンを果たした。何年ぶりかのニュー・アルバムをドロップしたばかりのスミフ・アンド・ウエッソン、バックショット、ブートキャンプを離れていたイーヴルDのブラック・ムーンが交互に新旧の曲を一時間あまりに渡ってプレイ、若いヘッズ達が目立ったのにも驚いたが、リアル・タイムのファンもしっかりレップして、層の厚さに感動した。フロント・アクトをRレイテッドのリュウゾウなどが努め、外タレのライヴでは珍しいという歓声を得ていた。レッツ・ロック・アゲイン?
 
●今月の入院
ランDMC、フーディニ、カーティス・ブローなどのプロダクションで知られるラリー・スミスが、心臓発作で11/7、入院した。親しい友である伝説のラッパー、スパイダーDによると、同じ週の月曜位からスミス氏が不調を訴えていたのだが、病院には行かず、放っておいたら水曜に倒れたとのことだ。まだ50代のスミス氏だが、ランDMCの最初の2枚の全面プロデュース、フーディーニの「Friends」、カーティス・ブロー、グランド・マスター・フラッシュの楽曲などを手がけた。90年代には、バックショットのアルバムでベースを弾くなど、活動は続いていた。スパイダーDによると、90%回復の見込みがあるらしい?
 
●今月の言い訳
リタイアを宣言していたラッパー・ジェイZが、エルヴィスを凌ぐセールスを記録したと発表、11/4、モナコ・ミュージック・フェスティヴァルでは50セントが"最もセールスを記録したラッパー"と表された。カニエとのセールス合戦で負けてしまった彼だが、これでカニエに勝った事になるのか、それとも潔く両者はリタイアするのだろうか?
   
沼田 充司
DJ/プロデューサー。 レーベル<ブダフェスト>主宰。 雑誌『ブラスト』でも執筆中。 ニューヨーク在住。 [Photo by Tiger]

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