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ASSASSIN
GULLY SIT'N
 
Interview by Natsuki Toi / Photo by Hiroto Sakaguchi
 

アサシンの新作『Gully Sit'n』が実に痛快。ドッシリと地に足のついた骨太“ハードコア・ダンスホール”の直球勝負作で硬度・満足度文句なし。最前線のプロデューサー陣によるサウンドは最新ながら、根っこにたっぷりルーツ/ダンスホールの滋養が詰まった、いい意味で実はとても昔カタギなDJだと再認識した来日中のアサシンを直撃。
 
●まず始めに簡単にプロフィールを教えて。
Assassin(以下A): 1982年12月22日生まれ。KingstonのKintyre/Papine育ちでRed Squareには高校卒業後に移った。
 
●「言葉を覚えると同時にDJをしていた」そうですが、幼い頃に好きだったDJは?
A: 3歳くらいの時、つまり最初に影響を受けたのはプロフェッサー・ナッツだね。ユーモアはもちろん、ストーリー・テラーとしても、彼がDJの学校だったよ。
 
●ではさっそくですが、2作目となるニュー・アルバムについて聞かせて下さい。まず『Gully Sit'n』というタイトルは、わたしたち日本人には馴染みのうすい言葉なので、ちょっと説明してもらえますか?
A: Sit'nはパトワのSintingの略語で、英語だとSomethingっていう意味。GullyはGhettoと同意語。つまりGhetto Thing=ゲットーで何が起きてるか、っていうような意味だと思ってくれればいいかな。
 
●PV(クールです)の雰囲気はシャムの「Ghetto Story」を思い起こさせますが、メッセージは全然違いますね?。
A: そう、「あぁ、なんて悲惨なんだ」「政府は何にもやりゃしねぇ」っていう通常の切り口ではなくて、ゲットー・ライフをビゴップしているんだ。オレのガキの頃は貧しさを嘆く、というより毎日が楽しくてたまらなかった。どんなものにしろ、家族が出してくれるメシは最高のごちそうだったしね。そんなゲットー・ライフに誇りを持ってるって曲だ。
 
●現時点(7月)で収録がわかっている2曲についても解説してもらえますか?
A: オーケー。まず「Dem A Sissy」は、(最近ジャマイカで急増中の)女みたいな格好をしている奴らについての曲。ブルーは男、ピンクは女が着るもんだろ。男はいかにして「男になるか」っていう事をオレは軍人の親父に教えられたし、今の若い奴らにも、男になれよって言ってるんだ。
 
●そんなSissy(めめしい)な格好はやめてほしい、と?
A: えーと…まず、アーティストというのは社会や地域をレペゼンしているというのが第一で、自分の個人的な意見はその次なんだ。だから、社会を代表してコメントしてるわけで。けどまぁ、正直、見ていていいもんじゃ…ないな(笑)。男は男らしく、女は女らしく。それは基本だ。
 
●わかりました。では、不吉な凄みのある“Artillery”trk使いの「Don't Make We Hold You」は?
A: これはいわゆるWarning=警告ソングなんだ。例えば、誰かが君のお金を盗んで、逃げたとする。そしたら、そいつに言うんだ「Don't Make We Hold You」。絶対掴まるなよ。つまり、もし掴まったらどんな酷いことになるかわかんねえぞ、っていう意味。結局「悪い事すんなよ」って警告なんだけど、これはジャマイカではよく言われるフレーズで、例えば、何かワルさすると必ず婆ちゃんに言われたよ。「お前そんなことしたら、どうなるかわかってんのかい!」って感じでね。決して逃げちゃえとか、悪事を勧めてるわけではない。
 
●前作から約2年という制作期間、アルバムを出すタイミングというのはどう考えてます?
A: いいタイミングだ。2年というのは色々な事を学ぶのに十分すぎる時間だよ。DJとしてのスキルをあげたのは当然として、その間に母さんを亡くし、そして娘ができた。いろいろなタフな出来事があり、人生を見る目も変わるし、人間としても成長したと思うしね。
 
●最終的に、どんな仕上がりになりそうですか?
A: 今回はとことん「ハードコアなダンスホール・アルバム」を作ることに専念した。ただその中でもヴァリエーションは豊富で、例えばヒップホップとのハイブリッド・スタイルだったり、オールド・スクールのもあれば、デイヴ・ケリーと組んだのはどれも基本のレゲエだし。とにかく、まじりっけ無し、ピュアなダンスホール・アルバムだよ。
 
●ところで、今回は2回目の来日ですが、日本はどうです?
A: すばらしいね。昨日は横浜のクラブに行ったけど、セレクター、ダンサー、客も、みんなまるでジャマイカ人みたいだったな。
 
●ではそんな日本のレゲエ・マッシヴにメッセージをお願いします。
A: そうだね、引き続き音楽を聴き続けてほしい。そうして耳の肥えたリスナーが増えれば、DJやシンガーのレベルも上がるし、もっともっといい曲をお返しできるようになるだろ。そしてオレも、この愛する音楽を通してアーティストとして成長し続けるよ。いつも愛情深いサポートに感謝している。そして、ぜひ、アルバムも買ってくれよ(笑)。
 
"Gully Sit'n"
Assassin

[Victor / VICP-63961]
 

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