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PUSHIM
HEY BOY
 
Text by Maki Kawaguchi / Photo by Akira Okumura (D-Cord Manegement ltd)
 

お待たせしました! 我らが歌姫、PUSHIMの新作はブランニュー・チューン3曲にインストとダブ・ミックスを1曲ずつ収録。勿論、どれも期待以上のキラーなものばかりだ。彼女のインタビューに、ミックスを行ったNYのレポートを交え紹介していこう。
 
 傑作アルバム『Sing A Song...Lighter!』から約1年。その間も毎年恒例の夏フェスの参加や全国ツアー、NeOSITEレーベル10周年シングル「I Say Yeah」や2本のPV集『VISIONS Vol.1&Vol.2』のリリースに、最近では「SPECIAL LIVE TOUR 2007」など休む間もなく活動してきたPUSHIMだが、それら精力的な活動を経ていよいよ2007年第一弾となるニュー・シングル「HEY BOY」をリリースする。「I pray」「Anything For You」「a song dedicated」といった最近のシングルとはガラリと趣を変えた、キュートなダンスホール・チューンの登場だ。
 
 「『Sing A Song...Lighter!』が生音で作ったアルバムだったから、次は打ち込みも加えたサウンドでやりたいなってのがあって。あと最近のシングルがミディアムやバラードで、かつメッセージ性の強いものが続いたから、今回はただ単に“イエーイ!”って踊れる曲を作りたかった。軽いノリの曲を出すことが今の自分にとってすごく意味があったんです。自分がただ踊りたかったってのもあるんだけど(笑)。歌詞も面白くコメディーちっくな内容になってるし、聴いて楽しく踊ってくれたら嬉しいな。それがダンスホールの醍醐味だから」
 
 トラックを手掛けるは、只今飛ぶ鳥落とす勢いのヒップホップ・プロデューサー・チーム、BUZZER BEATS。「彼らの作品を聴いていいなと思って。彼らなら歌い手としての私に新しい風を吹き込んでくれると思ったから、“ゴメン、レゲエ作って”って頼んだ(笑)」そうで、ブレイク部分では彼らのヒップホップ・フレイヴァが出たりもしているが、しかし仕上がりはもちろん完全レゲエ。そこには彼らの手腕も当然あるが、しかしやはりPUSHIMのヴォーカルに拠るところが大きい。
 
 「この曲は言葉の運び方がすごくレゲエ的なフック感のある感じになってるの。リズムに対して引っかかる感じというか。そういうフック感をうまいこと出せへんかなってずっと思ってたんだけど、それは今回結構いい感じで出来たかなと思ってる。それってレゲエをずっとやってないと出来へん事やと思うしね」
 カップリングには「今年のテーマ・ソング」と語る勇ましい「SURVIVAL FUTURE」と、女の子達への応援歌ともいうべき「My name is…」、そして前作収録の「往来〜sunrise riddim〜」のミックスを手掛けていたJames “Bonzai” Carusoによる「SURVIVAL FUTURE」のリミックスを収録。是非ともこのエネルギーを体感して欲しい。
 
 ニュー・シングルを引っ提げて、今年も数々の夏フェスに参戦するPUSHIM。カラッと晴れた青空の下で聴く「HEY BOY」はどんなにか心地好いだろう。想像しただけでワクワクしてしまう。
 
「Hey Boy」
Pushim

[Ki/oon / KSCL-1168 ]
 


  


 

BONZAI
meets
PUSHIM

 
Text by Toshiaki Ohba / Photo by Shizuo "EC" Ishii
 

 
 James“Bonzai”Carusoと言えば、ワールドワイドに数多くのヒット曲/名曲の陰で凄腕を発揮してきたプロ中のプロのエンジニアだが、本誌読者のようなレゲエ・ファンにはやはり、ダミアン“Jr.ゴング”マーレーの『Halfway Tree』や『Welcome To Jamrock』、そしてスティーヴン・マーレーの『Mind Control』での確かな仕事ぶりが印象に残っているはず。PUSHIMも前作のアルバム『Sing A Song...Lighter!』のラストを飾った名曲「往来〜sunrise riddim〜」で初めてBonzaiにミックスを任せている。そして今回のシングルでは「SURVIVAL FUTURE」と「My mame is...」のミックスを彼に託した。
 
 マンハッタンの住所が書かれたメモを頼りにタクシーを飛ばして着いたそこは古いオペラ・シアター。そのステージの奥にあるスタジオでドラムの音から一音一音厳しいチェックしていく彼の後ろ姿は正に職人そのものだった。PUSHIMもBonzaiには絶対の信用を寄せているのだろう、リラックスしながら完成を待っていた。そして夜9時半を回った頃、「SURVIVAL FUTURE」が完成。終わったばかりで興奮気味のBonzaiにコメントを求めると「未来について歌ってる最高のチューンだ。ハイパーでエネルギーに溢れてるし、歌詞も心に訴えるものがあると思う。だから僕はこの曲のエネルギーやヴァイブスをキープすることを心掛けたんだ。彼女と仕事をするのは本当に楽しいね。Big Up! Big Up, PUSHIM! 」と熱く語ってくれた。


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